4月17日 広島県男女共同参画財団専務理事、事務局長 棚多里美さん

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働く女性の大先輩、棚多里美さん。
公益財団法人 広島県男女共同参画財団 常務理事兼事務局長として企業向け研修や出前講座など働く女性の応援活動を行っています。
近年、女性の働く環境に目は向けられているものの「相変わらず女性の負担は大きい」と棚多さん。
キャリアを積んだ女性からは「私はいつ子どもを生んだらいいのか」という声も。仕事を続けるなら子どもは諦め、子どもを生むなら仕事はやめなければならないのか・・・と今なお選択に悩む女性も多いこの現状を何とか払拭したいと考えます。
棚多さんは核家族でありながら3人の子どもを育て、公務員として40年近く働き続けられました。当時の社会環境においては簡単なことではなく、辛く厳しい現実と直面することもあったはずです。しかし「仕事も家庭も一生懸命、どちらもなくてはならないもの。流した涙も多かったものの充実感に満ち、欲張り人生は何度もおいしい人生」そうはっきり語られる姿に女性としての真の強さを感じずにはいられませんでした。
子育てと働くことは繋がっている。ワークとライフがあることで互いを活かす事ができる。キャリアを積んでいる途中にいったん抜け出ることに抵抗を感じるようでも私生活もキャリアであるととらえることが大事だと言われます。
いま社会も会社も女性に大変期待をしている。女性の持つ力を閉じ込めることなく社会という場で活用してほしい。
悩んだり、不安になったら働く女性応援研修などを受けで、同じ思いをもつ仲間とともに共有しあい、働き続けることを止めないで。女性としての幸せとキャリアを持ち充実した社会人生活を送った幸せ、ふたつを手にした棚多さんの言葉は多くの女性を勇気付けてくれます。
講演会、研修等のお問い合わせ 
広島県男女共同参画財団エソール広島 TEL082-242-5262
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