今回のゲスト小島明子さん。昨年2014年夏に児童書・絵本を専門とする出版社「きじとら出版」を設立されました。
主な事業内容は、東京都板橋区が開催する絵本翻訳コンテスト「いたばし国際絵本翻訳大賞」で受賞した日本語訳絵本を日本の読者に届けようというものです。
コンテストの課題となる絵本はイタリア「ボローニャ児童図書展」に出展される絵本の中から選りすぐられた作品。英語、イタリア語の作品が日本語に訳され、コンテストではその表現が競われます。
英語児童文学の楽しさを伝えるサークル活動を行いながら翻訳家を目指していた小島さんは、「第20回いたばし国際絵本翻訳大賞」でみごと翻訳大賞を受賞されました。受賞絵本『きょうは、おおかみ』を日本で出版したいという思いがきっかけとなり自ら出版社を立ち上げることになりました。
登場人物の姉妹愛がやさしい気持ちにさせてくれる『きょうは、おおかみ』の翻訳いついて、スタジオでは英語を日本語に表現することの難しさや言葉の選び方など、小島さんの原作の世界を忠実に表したいという絵本に対する誠実な思い伺うことが出来ました。
そんな中「絵本は絶対ではない」つまり「絶対読まないといけない訳ではない」とも言われ、「絵本を知ることは他の世界を知ること。出会うか出会わないかでの違いはありますね」と絵本の深い世界観を感じることの意味をさりげなく教えてくださいました。
多くの人の心の世界が広がるよう、すてきな絵本に出会えるよう、自ら翻訳することだけでなく出版者としての活動をはじめられた小島さん。
きっと生み出される絵本には私達がまだ出会ったことのない世界が描かれているに違いありません。
きじとら出版 http://kijitora.co.jp/ E-Mail info@kijitora.co.jp
【絵本注文】FAX 050-3153-2329 E-Mail order@kijitora.co.jp
7月3日児童書出版社「きじとら出版」代表 小島明子さん
2015年7月3日 10:28 AM
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