ゲストは動物とふれあうことで心のケアをお手伝いする「アニマルセラピスト」の晋川久美さん。14年間介護福祉士として勤務した後に犬の癒しの効果に気付き、アニマルセラピストへ転身されました。2013年三原市内にNPO法人アニマルセラピー協会を設立、主に福祉施設や保育園など各種施設に犬と共に訪問されています。アニマルセラピーとしての役割は大きく分けると3つあります。動物がそばにいる状態で行う様々な「活動」「療法」そして「教育」。
「活動」は輪投げなどレクリエーションを中心としたふれあいを行うもので、「療法」は治療やリハビリ等の現場で医療従事者と共に行い、「教育」は幼稚園や小学校などで子どもの道徳観を養います。
現在晋川さんと一緒に活動する4匹の犬は、吠えない、噛み付かない、ハンドラーの支持に従える、そして人に上手に甘えることができるといった服従訓練をしっかり受けており安心して人とふれあうことが出来ます。
訪問先の利用者さんは犬を前にするといつになく笑みがこぼれ、時には昔飼っていた愛犬のことを思い出して涙する人もいたり、最初は苦手な人でも撫でたり触ったりするうちに少しずつ慣れて仲良くなっていきます。
また施設職員さんも、ハードな仕事の合間に犬に触れることで、その愛らしさにつかの間の癒しを得られ、仕事へより良いエネルギーにもなっているようです。超高齢化社会を迎えることにより現実化する介護、病気、独居といった不安。そんな時に「温もり」や「笑顔」を与えてくれる動物達の素晴らしさをより多くの人に伝えていきたいと晋川さん。今後はセラピー犬の種類を増やし、施設だけではなく個人のケアにも活動の場を広げていかれるそうです。
一緒に活動をしてくれる育成スタッフも募集中ですので、動物好きのかた是非お問い合わせください。
【お問い合わせ】
NPOアニマルセラピスト協会 http://www7b.biglobe.ne.jp/~animal_t/
12月4日 アニマルセラピスト 晋川久美さん
2015年12月4日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ