今回のゲスト竹本裕子さんは、抗がん剤治療をされている方や脱毛された方に向けて帽子の製造、販売を行っている帽子屋さんです。
ご自身の乳がん治療中に被りたいと思う帽子がなかったこと、実家が縫製業を営んでいたことやこれまでの職歴を活かし、人に喜んでもらい、役に立つ仕事がしたいと考え始められました。
自宅でのネット販売からスタートし、2013年には実家のある広島県府中市の被服店事務所を改装して店舗「niko(ニコ)」をオープン。ネット販売が中心であることからお店は木曜日のみの営業です。
生地選びからデザイン、縫製、出荷まですべて竹本さんがひとりで行い、被りやすくて、使いやすい帽子の製作に励んでいます。
デザインや素材も豊富で、オーガニックコットン帽子、ガーゼ帽子、ニットキャップ、発熱下地帽子、冷感ひんやり帽子など季節や用途によっても使い分けられます。「こんな帽子があったらいいな」を形にしていることから、多くのお客様にも大好評です。
お店には治療中の方やそのご家族が訪れられ、帽子を選ぶだけでなく胸のうちを語られ、治療の不安、家族との関係、将来のことなどいろいろな悩みを話し聴いてもらえたことでホッとしたと言われる方もいらっしゃるのだそうです。
竹本さんはそんなお客様を温かく迎え、寄り添ってくださいます。
がんを治療して元気になった私を見てもらうことで、お客様に力を与えたい。目標を持って生きることの大事さを感じてほしい・・・
今後は自らの体験談だけではなく、正しい知識と情報を伝えられるように「がん情報ナビゲーター」の資格も取得する予定です。
お店の名前どおり訪れた人がニッコリ笑顔になれる場所作りを目指し、これからも竹本さんは帽子を作り続けられます。
Niko*笑顔になる医療用帽子のお店
http://niko358.com/
<毎月第4木曜日にはお茶会開催>
3月18日 笑顔になる医療用帽子店経営 竹本裕子さん
2016年3月18日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ