伝統手織りインストラクター新幸子さん。
日本手芸普及協会認定手編み師範、機械あみ講師です。
現在手編み教室、機織り教室を運営しながら個展活動や手紡ぎ工房を運営されています。
幼少期から物作りが得意だったことから就職後に編み物の資格を取得され、平成9年から自宅で教室をはじめられました。その後は手織りインストラクターも取得、今では糸を作る「手紡ぎ」も自身で行われます。
作品はベスト、セーター、ストール、スカート、ステテコ、ズボンなど様々、まさに手織り名人です。
教室開講から来年で20年。
生徒さんひとりからスタートした教室は少しずつ広がり、編み物、手織り教室あわせて13教室となりました。手編みの温かさ、きちんと作れば長く着られるという手作りならではの魅力を多くに人に伝えてこられました。編んだものを着ていると「手編みですか?」「手作りですか?」と声をかけられることも嬉しく励みになるという生徒さんも数多いようです。
とにかく他人のやっていないこと、作っていないものに挑戦するのが大好きという新さん。「特殊体型の方の製図作りは燃えます!」と職人魂も聞かせてくださいました。
手編み、機織りに関する充分な技術や知識、経験をもとに、これからは広島の編み物をもっともっと活気づけ元気な物作り地域にしていきたい。そして将来は「編物ミュージアム」のようなものが作れたらと夢は広がります。
◆【糸フェスタ】開催
1月26日(木)~28日(土)広島県民文化センターにて
(機織り、手紡ぎ体験のデモンストレーションあり)