広島市南区京橋町で革製品の縫製修理専門店「ひねりて」を営む反田亜季(たんだ あき)さん。
店名の「ひねりて」とはお客様のご希望と商品の状態を踏まえた修理方法を「ひねり出す」ことと、手作業の「手」を結びつけ付けられた造語だそうです。
お店は今年6周年を向かえ、オープン当初から今も変わらず、受付から修理、材料の仕入れなどすべてひとりで賄います。
現在の仕事のはじまりは16年前。
靴作りを学ぶために大阪の西成製靴塾に通っていた頃に縁のあったアルバイト先の靴修理屋さんがスタートでした。革製品を作るという限りなく選択肢の多い作業以上に、今ある状態に手を加えることで蘇らせる「修理」に魅力を感じこの道を選ばれました。
ひとつとして同じ修理はなく、その都度お客様のご要望と商品の状態を踏まえてベストな修理を提案することに力を注ぎ誠心誠意務められています。
必ず対面で受付、お客様と納得のいくまで話をして修理後のイメージを伝えることも忘れません。そんな丁寧な仕事ぶりから反田さんの人柄も感じられるようです。
夢は川沿い等の自然を感じられる気持ちの良い場所で、気の合うオーナーさんのいるカフェと併設したお店を持つこと。訪れたお客様が待ち時間お茶を飲みながら作業を見たり、修理することに興味を持ってもらえるような視野の広がる心地良い空間を作りたいと語る優しい笑顔が印象的でした。
「ひねりて」のお直ししまSHOW