今回のゲストは構造計算専門の一級建築士でありながら、手作り手帳を作る地手帳職人の立石悦子さんです。
構造計算とは建築物の安全性や設計に対して信頼ある業務を行うまさにスペシャリスト。そんな立石さんが手帳を作られています。
手帳作りのきっかけは「自分の使いやすい手帳が欲しい」からでした。市販ではなかなか見つけられず、暫くはエクセルで表を作り印刷し他の手帳に貼り付け使っていたそうです。それがベースとなり2014年に製本化。今では「トリノメ手帳」としてネットストアで販売されています。
紙質からこだわり、マンスリー、項目別、バーチカル式のウィークリー。日曜日はじまりで一日のスタートはAM5:00からとなっています。働くお母さんである立石さんにとっては早朝も貴重な時間、早朝スケジュールを描き込むスペースも必要です。白紙のメモ部分も週おきに挟まれており、そこには可愛い子ども達からのメッセージや手作りものなども貼ることができます。
現状や思いを手帳に書き込み「見える化」することで日々のスケジュールが整理され、全体を俯瞰出来るようになったと立石さん。手帳を見て過去の自分と比べることはあっても他人と自分を比べることは少なくなったと言われます。
「手帳とは見える形で自分を残すもの」まさに自分の足跡。未来を見据えることも大事ですが、今いる場所を整え足元をしっかり見つめ、手帳に記していくことの意味を感じられたようです。たった一冊の手帳で人生の見方、考え方が変わった立石さんのこれからの活動にも注目したいですね。
2018年トリノメ手帳1月始まり版(販売中)
お問合せ:鳥の瞳工房 http://torinomekoubou.com/