ゲストは30年以上に渡り小さな命を守る活動を続けている円ブリオ福山代表の河﨑京子さん。エンブリオとは8週までの胎児のことで、思いがけない妊娠で悩んでいる女性の相談を受け、一口一円の円ブリオ基金で出産費、検診費を支援しています。これまで円ブリオ基金で誕生した赤ちゃんは700人近くになりました。
河﨑さんがこの活動を始められたのは、結婚後なかなか子どもに恵まなかった頃、ボランティアの機関誌に掲載されていた「いのちは作るものではなく、授かるもの」という記事に感動したことからでした。
それまでの「子どもは2人ほしい・・・」という強い思いが少し楽になり、円ブリオの活動をしながら気長にその縁を待つことに。最終的にはご自身のお子さんには恵まれなかったものの、この活動を通じ出会ったお母さんや赤ちゃんへたくさんの愛を注がれてきました。
6人目の子どもを授かり出産に迷っていたお母さんも円ブリオの支援により、無事に6人目のお子さんを出産、いまでは誰からも好かれる明るい子どもに成長しました。また80歳を過ぎたご高齢のご婦人の「あのとき授かった子どもを生んでいれば・・・」という言葉に、同じ思いをしている女性は世の中にたくさんいるのだと痛感します。
支援するにあたっては「自己責任がとれない人を何故支援するのか」という意見をいただくこともあるようですが、会の信念のもと同じ思いを持った仲間達と共に授かった小さな命を守り続けます。
「いのちは尊いものです。両親からいのちのバトンを受けついでこの世に誕生したことに感謝し、次の時代の子ども達へ素晴らしい社会、国を渡すために。お腹の赤ちゃんのいのちが大切にされるよう協力してほしい」と河﨑さんの活動はこれからも続いていきます。
円ブリオ福山、円ブリオ基金については
http://www1.megaegg.ne.jp/~embryofukuyama/
「妊娠SOSほっとライン」0120-70-8852(受付:火・木10:00~16:00)