街中でミツバチを育て、手作りはちみつを販売する養蜂家の島友香さん。
広島市西区己斐中の自宅庭に蜂箱を置き、昨年小規模養蜂場をスタートしました。今年春からは呉市大崎下島に第2養蜂場を設置し、非加熱無添加のはちみつ生産販売に力を入れています。
大学進学の際に「農業で社会を豊かにしたい。食べるものに関する仕事をしよう」と農業経済を選択し上京。その後は農業に関連する団体、組織で現場を踏み結婚出産。公私共にめまぐるしい時間を過ごした後に地元広島へ戻られました。そして様々なことのタイミングが上手く重なり、島さん38歳(ミツバチ!)を機に養蜂家としての道を歩み始めました。
はちみつに関わることは書物や勉強会など独自で学び、実体験しながら技術を得てきたといわれる島さん。僅か2年で蜂箱16箱、合計300キロのはちみつを生産され、課題は多くとも着実に技術も向上しています。
街中の蜂箱から飛び立った蜂達は、半径約2~3キロにある蜜源(花、植物)から蜜を集めてくるそうです。自然に咲く花はもちろん、住宅の畑やプランターの植物も蜜源となり集められたはちみつは、まさにその地域だけのオリジナルな味わいです。季節や場所によって味わいは様々でハニー・プラスでは1年を通じて全6種類のはちみつが生産、販売されています。
あらゆる分野とのコラボレーションや自宅で気軽に携われるなど、はちみつの持つ可能性は多様です。ハニー・プラスでも農場見学、蜜しぼり体験を通じて多くの情報を発信しています。今後ははちみつの蜂箱オーナー制度を作り地域で小規模養蜂に関わる人達を増やしていきたいと語られる島さん。
笑顔がとても印象的でした。
「ハニー・プラス」http://honey83.com