3月16日<株式会社ヒラオカユニ代表取締役>吉田範子(よしだ のりこ)さん

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ユニフォーム、防災用品の卸売会社である株式会社ヒラオカユニ代表取締役 吉田範子さん。戦後吉田さんのお父様が原爆からの復興のため働く人々に仕事ユニフォームは必要だと感じ、縫製工場を立ち上げ、以来96歳まで社長を続けられた会社を5年前に引き継がれました。

結婚後は専業主婦だったためこの5年間は毎日が勉強の日々でした。

独身時代に勤務していたアパレルメーカー、東京の高校内にあった売店経営での経験を元に、会社法や経営学、パソコンを学び、経営判断に狂いがないように努めているそうです。

プライベートにおいても、お父様の他界後の手続き、お母様の介護、当時不登校だった次女の受験や長女の留学、安佐南区八木で起きた土砂大害のボランティア活動など公私ともに待ったなしの5年間だったと吉田さん。

すべてを乗り越えたいま、ご主人を中心に営業力も上がり、若い社員も増え売上も伸びているということです。

会社を継ぐことは「宿命」だったと言われる吉田さんですが、その「宿命」を「使命」と捉え、自らの身に起こるすべてのことに向き合い、出来る限りのことを尽くしてきたからこそある今。吉田さんの持つ女性としての柔軟さと剛さを感じました。

ヒラオカユニの「ユニ」はユニオン、共同体を意味するそうです。

先代のお父様が繊維業界全体の繁栄を願って名づけられました。

先代の想いを大事に、これからもユニフォームを通じ、働く人達の安全と意欲の向上、各企業の発展、そして防災備蓄品の営業により中国地方の防災意識の向上に務めたいと話してくださいました。

株式会社ヒラオカユニ

http://www.hiraoka-uni.co.jp/