宮島で平安時代の壷装束や着物、浴衣のよそおい体験所を営む木村小夜子さん。
壷装束とは平安時代のお姫様の外出着であり、正式参拝の際の装いだそうです。
生地も柄も1000年前当時のものを再現、袖をとおせば平安時代へタイムスリップした気分が味わえます。
今から4年程前に造形美術教室を運営している木村さんと、大学で平安文化の研究、勉強をしている娘さんとで協力して現事業を立ち上げました。
宮島には何も縁のない状況で、すべてがはじめての経験だったそうですが、今では旅行会社15社、島内のホテルメニューとしても取り入れられインバウンド向けの雑誌に掲載されるなど注目を浴びています。
衣裳を着て一歩外へ出れば、外国人観光客からの視線も熱く、たくさんのカメラを向けられお客様もテンションアップ。島の風景と相まってその美しさも際立ちます。一度体験したお客様が二度三度とリピーターとして来られることも多々あるそうです。また外国人の観光客からは着物着付けの要望も多く、艶やかな日本文化を肌で感じられています。他にもお茶、お香、投扇興など和文化体験ができるとあって「みやじま紅葉の賀」に来れば誰もが大満足の時間を過ごせます。
今後は、大聖院での仏前結婚式、フォトウェディングもプロデュースされるという木村さん。訪れた方が日常を忘れて「幸せ」な気持ちになれる、そんな旅の演出をサポートし続けます。
みやじま紅葉の賀 http://momijinoga.jp/