今年4月三原市の古民家を改装して子ども達がゆっくり、まったり本を楽しめる場所「子どもの本のシェアハウス ガーデン」をオープンされた坂本美智恵さん。本棚に並ぶたくさんの本を読んだり、読んでもらったりしながら我が家のようにくつろげる場所です。
これまで29年図書ボランティアとして活動してきた坂本さん。
中学校司書、図書館勤務、学校図書室の運営や選書にも携われ所属する「子ども本を読む大人の読書会ムーミンの会」では平成16年に読書推進運動協議会県知事賞を受賞、あらゆる形で本と関わってきた本のプロです。
県民会議から依頼され10年近く行っていた良書の選書では、読書時間の確保に大変苦労されながら年間500冊以上の本に目を通してきました。担当する13歳から19歳までの中高生・ヤングアダルト向けの良本を選書するポイントは、読むことで知識が得られ、主人公が成長していくという教養小説であること。それを踏まえた上で子どもたちが面白い、読みたいと思える本選びを続けてきました。
子ども達が本を読まなくなった原因のひとつには、大人の本離れも影響していると坂本さん。大人向けの絵本やビジュアルに凝った本も数多くあり、子どもやお孫さんと一緒に手に取って本のある空間を楽しんでほしいと願います。
「子どもの本のシェアハウス ガーデン」では、おはなし会、読書会、ストーリーテリングといった定例行事に加え、様々なワークショップを行いながら子ども達にとって居心地の良い読書環境に力を入れています。
坂本さんの本に関する知識と経験がたっぷり詰まったシェアハウスへ是非一度訪ねてみてください。新たな本との出会いが待っているかもしれません。
「子どもの本のシェアハウス ガーデン」Facebookページ
https://www.facebook.com/pg/子どもの本のシェアハウス-booksmusic-Garden-220664512207934/posts/
【定例会】
毎月第2(金)(土) おはなし会 11:00~
毎月第3(金) 夜の読書会19:00~