昨年夏に設立された「ピアサポート子育て相談センター」。
自分で環境を選ぶことのできない子どもたちのために、子どもたちの環境を整え夢や希望をもって生きていけるように、個別相談やイベントを通して家族のサポートを行われています。
個別相談では、理想通りにいかない子育てに悩み、苦しみ、自分を追い込んでしまっているお母さんが誰にも言えない想いを背負って訪ねてこられます。
そんな相談者の言葉に池永さんは子育ての先輩として耳を傾け、自らの経験と心理士としての知識をもって寄り添います。
池永加寿子さんは、3歳から18歳まで養父母のもとで成長されました。その環境は日常的な罵声や暴力、勉強する時間も得られずお手伝いさんのような扱い…お世辞にも良いとはいえず「家族」がいてくれたらと嘆き悲しむ生活でした。
けれども結婚をして子どもが生まれ、自らが母親になったことから「子どもに恥じない生き方をしたい」と奮起され大学に入学。家族を持ち孫も生まれたいま「言葉や力の暴力を受けたものはつらい」という現実、「つらいことがあっても時間と努力を重ね、そこから立ち上がることができる」という希望。その想いを胸に日々子どもたちやご家族と向き合われています。
常に心の中にあるのは「ただひたすらこどもたちのために」という想い。
こどもたちを育てるのは親、そして社会。
親になったらしっかり子育てをしてほしいけれど、疲れた時には周りの力も借りてほしいと池永さん。想いを言葉にして吐き出せば、少しは心が軽くなるかもしれません。
たくさんのつらい経験を乗りこえてこられた池永さんならきっと優しく受け止めてくれるはずです。
虐待防止講演会「子どもたちの笑顔を守るために私たちにできること」開催
日時:9月21日(土)13:00~16:00
会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ(マルチメディアスタジオ)
費用:一般1000円
【お問い合わせ】
ピアサポート子育て相談センター