大須賀實千子さんは、ボランティアとして紙芝居を自作上演、主に学校や公民館に出向き子ども達や高齢者に向けて読み聞かせをされています。
広島県の伝説について尋ね調べ完成させた紙芝居はオリジナルのものを含めこれまで16作品。絵を描くことはもちろん、台本づくりや音響、衣装といった演出もすべてひとりでこなします。「紙芝居は見る人と楽しむエンターテイメント」と言われる大須賀さんの紙芝居は、お話の登場人物のセリフを観客に声に出して演じてもらいながら一緒に創り上げていくものです。
地方公務員退職後には地域貢献をと決められていた大須賀さん。
公民館等で無料のボランティア講座をいくつか受講し、自分に合うものは何かを探したところ「話すこと、書くこと」の楽しさに改めて気づかれました。
当初は市売品の紙芝居を読み聞かせされていましたが、自由に作り変える事も出来ず、広島を描いた作品もなく物足りなさを感じ自作することを決められました。
伝説や歴史の調査には時間はかかるものの、知らないことを知る喜びは何事にも代えられないものです。「観音寺の振姫椿」という作品では実際に広島市南区元宇品のお寺に出向き、住職のみ知る逸話を取材できたことから濃い内容の作品となりました。平安、戦国、江戸と時代を繋いで作っている紙芝居、次回は明治時代の作品をと題材探しに力が入ります。
将来は読み聞かせの活動をしている娘さんが大須賀さんの作品を上演してくれることを嬉しそうに話される姿も印象的でした。
広島市シニア大学プレ大学祭にて上演
日時:10月23日(水)12:00~(紙芝居上演15:00頃より)
会場:広島駅地下広場
【その他活動の詳細、紙芝居上演依頼のお問合せ】
広島ばあばの紙芝居本舗
https://hiroshimababa2017.jimdo.com/
広島情報a‐ネットのまちづくり人財バンク
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/koushi/archives/post-202.html