古元邦子さんは、精神科病院で17年間臨床心理士として勤務した後、広島県の女性起業応援制度を活用して独立、心理相談室を開室されました。現在、個人カウンセリングをはじめ、セミナーや講演、広島カウンセリングスクールでは講師育成も行われています。
独立に至った一番の想いは「子育て支援」、そしてカウンセリングをもっと身近に感じ気軽に受けてもらいたいという思いからでした。
社会の変化により子育ての環境も変わってきているなか、授乳中にスマートフォンを操作したり、騒ぐ子どもにスマートフォンで動画を見せるお母さん。便利なツールを使うことが当たり前になり、大事な子どもとのコミュニケーションがとれていないことに気づいていないという現実もあります。
そんな日常の些細なことにより、子や親に何かしらの負の影響が出てくる可能性はゼロとはいえません。古元さんは講演活動を行いながら子育てやコミュニケーションのあり方をカウンセリングの知識を持って広げています。
個人カウンセリングでは夫婦関係、介護のことで悩む人、パートナーと死別した方、中年期の女性など相談室には様々な人が訪れ、古元さんは相談者の方の今をしっかり観察し感じることに意識を向け言葉に耳を傾けます。
カウンセリングのゴールは自分で納得し、腑に落ちること。その兆しは外見や表情、話しぶりに表れてくるそうです。多い日には5人もの人たちが相談室を訪ねてきますが、時間を割いて来て下さることへの感謝を忘れることはありません。
カウンセリング=自分と向き合う贅沢な時間。
誰もがそう認識できる日がやってくるといいですね。
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