ハーモニカ歴22年、地元尾道、三原、福山、広島の10か所で教室を展開されている斉田久美さん。生徒さんのための演奏会やリサイタルなども企画し、ハーモニカを通して音楽のある豊かな生活の提供を目指しています。
10年前に生徒数1人からスタートした教室も今や100名以上。人生の先輩といえる年代の方々とのふれあいは斉田さんにとっても有意義な時間です。
斉田さんが教えるハーモニカは「複音ハーモニカ」という上下2段に分かれているダブルリードです。吹き、吸い、舌を上手く使いながら奏でていき、メロディーを入れながら伴奏するベース奏法は複音ハーモニカならではの奏法です。
「口元が見えない状態での指導は難しいのでは?」との問いかけに「音を聴けばわかる」と斉田さん。出ている音で舌の位置や息の使い方がわかるというのですから、さすがです。
ここ数年、力を入れているのは生徒さんによるリサイタル。
選曲、プログラム制作すべて行い自分の世界を創り上げるリサイタルでは、生徒さんひとりひとりの人生が映し出されると言われます。準備や練習に時間はかかるものの、その達成感に皆さん大満足だそうです。
郷愁を感じさせてくれる音色、コンパクトで持ち運びも楽、誰もが気軽にはじめられ、いつでもどこでも練習ができる。おまけに健康にもよいとあっていいこと尽くめの楽器ハーモニカ。斉田さん自身も演奏家としての腕も磨きながら、ハーモニカの楽しさを多くの人と共有していきたいと話してくださいました。
【さいたハーモニカ教室】
広島:佐伯区楽々園公民館
尾道:栗原、瀬戸田、因島の各公民館で開催
〈連絡先〉E‐mail takakoto@bbbn.jp