井原睦子さんはイベントや学校、高齢者施設等で獅子舞を披露されている女流獅子舞師です。通常は太鼓、篠笛など鳴り物担当のメンバーと活動していますが、他アーティストや洋楽器とのコラボレーションも行い基本的な形にこだわることなく楽しまれています。
獅子舞を始めることになったきっかけは25年前、居酒屋で高知のよさこいを踊る井原さんの姿を見た方から「獅子舞がいいのでは」とすすめられたことでした。
その後、基本的な足さばきの指導は受けたものの舞い方はビデオを見ながら独学で身に付けていきました。
井原さんが使っている獅子頭は名古屋の仏壇店で見つけた珍しい雌獅子。
自宅に届いた際にはあまりの嬉しさに一晩被って寝たそうで、25年経った現在も共に活動する愛おしい相棒です。
噛んでもらって運気アップとばかりにお客さんが集まり、舞えば多くの笑顔の花が開く獅子舞。高齢者施設では獅子が遊ぶシーンで舞台に用意していた「みかん」をおばあちゃんが食べてしまったり、子どもに大泣きされてつい顔を出してしまったりとハプニングはつきものですが、何が起きるかわからないのも獅子舞の醍醐味です。
どんな状況でも表現できることがとにかく楽しく、舞えば舞うほどその面白さを感じることができる獅子舞は井原さんにとっては人生そのものと言えそうです。
「好奇心を持って始めたことが、今ではこうして大きなやりがいになっている。悩むことなく活動することで道は開ける」井原さんの獅子舞人生はまだまだ続いていきます。
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井原携帯 090‐6435‐6250