広島市西区三篠北町に「ガラス工房&ギャラリー雅優」を構え、蜻蛉玉の制作と作品の展示販売を行っていらっしゃる正岡雅子さん。作家としてもグループ展や個展を毎年開催されています。
柄の入った小さなガラス玉をトンボの眼に見立てたことから蜻蛉玉と呼ばれ、特徴は鉄やステンレスの芯棒にバーナーで溶かしたガラスを巻き付け作っていくため芯棒を抜いた際に出来る空洞があることです。
幼い頃からガラスが大好きだった正岡さんは、友人に誘われ訪れた「ガラスの里」で「蜻蛉玉」に出会い、その後制作教室に通いながら技術を習得されてきました。
正岡さんにとっての蜻蛉玉の魅力は、色やガラスの種類など自分が好きなように自由に混ぜ合わせながら作ることができるところ。バーナーで熱されたガラスが溶けている様子を見る度に気持ちが高揚してくるそうです。
何かにとらわれることなく、思いのまま作られた作品は唯一無二のもので決して同じものはありません。「自分らしさを大切に、心から楽しく作品を作っていきたい」蜻蛉玉を作ることができる事の喜びが正岡さんの制作意欲となっているように感じられました。
スタジオにもいくつか作品をお持ちいただきましたが、アクセサリーやしおり、キーホルダーなどガラスならではの「透明感」と「輝き」のある作品は、どれも目を見張るものばかりです。夏を連想させるガラスですが、気軽に身に着け四季を通して生活に取り入れてみるのもいいですね。
「春の手仕事マルシェ」開催
日時:4月7日(火)~4月12日(日) 10:00~18:30(最終日17:00まで)
会場:ギャラリーカフェ月‐yue‐ http://www.g-yue.com/
(正岡さんも作品を出展されます)
Cristal G(クリスタルG) http://cristal-g.com/