広島市西区古江新町にあるギャラリーカフェ 月(ユエ)。ギャラリーとカフェスペースが設けられた築70年ほどの民家はアートに触れる場として親しまれています。
オープンのきっかけは、子どもが手を離れ「これからは自分のしたいことにチャレンジを!」と思考錯誤している時に親友の娘さんの日本画と出会ったことでした。もともと寺や仏像、日本画など日本文化に興味があった濱野伸子さんは、活動する作家さんのアートをもっと多くの人に触れてほしい、ご自身も大好きだというコーヒーを飲みながらゆっくりとくつろいでもらえるスペースをとオープンすることになりました。
オープンして7年。これまで様々な展示会が開催されましたが、この夏の比治山短期大学美術科卒業生による展示会は、卒業翌年から1度も休むことなく開催されており、今年はこのギャラリーカフェで35回目を迎えるそうです。
また広島市立大学の日本画専攻の学部生は、毎年有志で日本画展を開催されており、この展示会には日本画の普及と若きアーティスト達に整った環境を作ってあげたいという濱野さんの想いも込められています。
またユエは地域の人たちにとってもくつろぎの場所。散歩や買い物途中に立ち寄る人たちもいるほどです。
モノや音楽、絵画など様々なジャンルで頑張る人達を「繋ぐ」場所~yue(ユエ)~。
ユエの空間はひとりで静かにいたい人には静けさを、仲間と盛り上がりたい人には活気を、使ってもらえる人の思いに寄り添う場として続けていきたいと濱野さん。その時々で異なる表情を見せてくれるギャリーカフェへ是非訪ねてみてください。
筆文字作家 薄井恵子さんによる「mitoriの書」展開催
日程:7月14日(火)~19日(日)
場所:ギャラリーカフェ 月~yue~