藤原宮子さんは、広島市中区八丁堀の「フォカッチャ専門店もちぱん」を中心にサンドウィッチ弁当・オードブル配送、イベント出店など幅広くベーカリー経営を行われています。
店頭に並ぶフォカッチャの種類は30品目、その種類は日本一を誇ります。藻塩のフォカッチャや太っちょウインナーなどの定番人気商品から季節に応じたものなど一つ一つに従業員のアイデアが取り入れられています。またマッシュポテト入りのもちもち生地は一度食べたらクセになる食感です。
2011年に開業して以来9年、今に至るまで様々なことがありました。
一番つらかった時期は2014年に現店舗に移転した際、5名いた正社員が2年半で辞めてしまったことでした。当時を振り返り「自身のわがままさが引き起こしたこと」と語られた藤原さんですが、その後考え方を根本的に変え従業員との信頼関係を築くべく努力を続けてこられました。今では話を聴く、認める、意欲を高める、皆で成長していくことを常に心がけ従業員と向き合っています。
従業員と関わるなかで「女性の能力は無限大」であることを実感された藤原さん。自身の苦い経験をもとに今後は現在の仕事に加え「人材育成」の分野にも進出いていきたいと考えます。これまでの苦労は決して無駄ではなく、藤原さんの更なるステージへ向けた必然的体験だったのかもしれません。
ベーカリーの世界にとどまることない、今後の藤原さんの活躍に期待しています。
★7月4日(土)より夏の特別メニュー、アイスクリームをはさんだ冷たいフォカッチャの販売開始!
フォカッチャ専門店もちぱん