広島大学ハラスメント相談室で専任教員として学生・教職員のセクハラ、パワハラ、アカハラなどの相談対応、防止教育を行われています。
大学院を修了後、これまで福岡の大学で12年間社会学の教員を務めたのち、専門の社会学でセクハラ・DVなど女性に対する暴力や大学におけるアカデミック・ハラスメントをテーマに研究を続けられてきました。
大学では「上司や先生との間で困ったこと、悩んでいることがあれば気軽に来てね」と窓口のハードルを下げ、気軽に相談できる場になるよう心がけています。
相談者は自分の身に起きていることがハラスメント行為なのかどうかも判断できなかったり、責任が自分にあると思い込んでしまうなどその心情は複雑です。
特に日々交流のある者同士は、不快な発言や、無理強いに「NO」と言えずひとり我慢し、悩んだりすることもあるようです。
「NOと言ってもいい」という意識を持ち、また周囲が同じ認識を持てる環境を作ることが必要だと横山さんは考えます。
社会活動として所属されているNPO法人、女性に対するDV被害者支援においては「デートDV研修」も積極的に行いながらメッセージを発信。
「人は生まれながらに皆等しく、尊い存在であること。」「人の違いは個性や境遇であり優劣ではないこと。」誰もが尊重される社会を目指して、これからも横山さんの活動は続いていきます。