2月12日〈独立行政法人国際協力機構JICA 中国センター所長〉三角幸子(みすみ さちこ)さん

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現在海外90か所以上に拠点を有し、政府開発援助の実施を行う機関JICA。

三角幸子さんが所長を務めるJICA中国は中国5県を管轄しています。

主な活動は発展途上国の行政官に日本の技術を学んでもらう研修や、青年海外協力隊等の募集、広告、開発教育支援、そして最近ではSDGsの推進を行っています。

番組では主に青年海外協力隊について伺いました。

世界約195か国のうち発展途上国とされるのは約150か国、人口にすると約8割の人が発展途上国で暮らしていることになります。

派遣された隊員はそこに住む人たちへ表面的な支援だけでなく、自立した国として成長するよう地域の特性や強みを見極め、活かしながら産業等の仕組みづくりをサポートします。

ご自身も隊員として活動することを望まれたという三角さん。実際活動している隊員たちの話を聴くたびにその志の高さに感銘を受けるそうです。

活動後はそのまま海外で務める人もいれば、その経験を地方創生等の活動に役立てたいと帰国する人も少なからず存在することから、隊員としての役割の多さ、意義の深さを感じます。

自分達の住む国や地域の発展にもつながるという決して一方通行ではないJICAの活動にもっと多くの人に関心を持ってもらいたいものです。

発展途上国にとって75年草木も生えないと言われた被爆地広島の復興は平和構築や復興支援の分野にもいかされているそうです。広島に住む私たちこそ他国の出来事に積極的に目を向ける必要がありそうです。

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